Firebase の In-App-MessagingがiOS SDK v6.2.0でパワーアップしました。
経緯
そして `Added direct triggering (via FIAM SDK) of in-app message` とあって、Analyticsのevent_nameを渡して、そのイベント発火で表示されるIn-App-MessagingのViewを出すことができるようになったぽいな。あとで検証してみる
— su- (@_sgr_ksmt) June 20, 2019
何が変わったか
Added support for card in-app messages (#2947). Added direct triggering (via FIAM SDK) of in-app messages (#3081).
1つは、Card型のUIパターンが追加され、今までのModalのパターンと違う見た目で表示ができるようになっています。
加えてsecondaryボタンを仕込むことが可能になっています。
これに関して詳しく書こうと思ったら既に書かれている方がいたので記事のリンクを貼っておきます。
もう一つの変更点が重要で、Analytivsのイベント名を指定して、そのイベント名をトリガーにして表示されるIn-App-Messagingのキャンペーンを手動で呼び出すことが可能になりました。
任意のタイミングでIn-App-Messagingに登録したキャンペーンを呼び出す
例えば、purchase_product
というイベントで登録したキャンペーンを、次のように書くことで任意のタイミングで表示させることが可能になります。
InAppMessaging.inAppMessaging().triggerEvent("purchase_product")
また、指定するイベントをユーザーが発火させていなくても呼び出すことが可能になっています。
通常はキャンペーン毎に、1デバイス1回きりもしくはx日ごとに1回ずつのみしか表示できないのですが、
これを活用することで任意のタイミングで何度でも表示させることができるようになります。
起動時に何かしらのポップアップを見せた後に、ユーザーが特定の行動をしたら再度見せてあげる、といったことにも活用できそうです。
注意
キャンペーンのend dateを決めていて、その時刻を過ぎている場合や、キャンペーンを停止している場合は呼び出すことが出来ないので注意です。
正しい挙動ですね。